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 「カープが勝って楽しい日々を!」    バックナンバー

 ビッグニュースが飛び込んできた。広島カープの新監督に新井貴浩氏が内定。いずれ監督になるであろうとは思っていたが、これほど早い時期になるとは想像外だった。

 新井氏は1度カープを離れて、阪神タイガースに移籍した。そのときの彼のインタビューの様子を鮮明に覚えているファンは多いだろう。カープが好きだと涙の移籍会見。好きならなぜ阪神に移籍するのか、当時不思議に思ったものだ。

 
彼はボールを遠くに飛ばす天性の才を持っている。それがカープに6位で指名された理由の一つではないか?新人の時から、練習でポンポンとまるでピンポン玉のように軽く遠くまで飛ばした。しかし、一方では打撃の安定性では欠けていた。入団して2年間は2割5分を切っていた。3年目からレギュラーをつかみ、2割8分代をキープ。2003年、2004年に1時期成績を落とすが、本塁打は安定して2桁打った。

 
彼で特筆すべきは守備である。決して彼は上手いわけではない、失礼を承知で言えば下手くそだった。そのため他の選手以上に練習に励んだ。カープファンにはそのイメージが強く、新井=努力の人、とでも言えるだろう。

 移籍した阪神では4年間は一定の働きを見せたが、
最後の年(2014年)には本塁打3本、打率2割4分4厘と、明らかに力の衰えを感じさせる成績であった。

 2015年にメジャーリーガーだった黒田投手がカープに戻ったときに、新井氏もカープに戻ってきた。
力が衰えた彼のその後の活躍を、私は想像もしていなかった。むしろ、「今更!」との気持ちが大きかった。カープファンの多くは同じような思いを持っていたように思う。

 ところが、その
予想に反して、2015年から2017年の3年間、2割7分5厘、3割、2割9分2厘と復活したのである。黒田の復帰によるチーム内にプロ意識が浸透した。さらに新井氏の活躍もあって、カープは2016年からセリーグ3連覇を果たした。

 
どこぞやの金持ちのチームが、お金に物を言わせて良い選手をかき集めて優勝するのと明らかに違いがある。ライバルのチームからいい選手をFAで獲得するだけでなく、問題を起こして無期出場停止なっている選手も引き抜いて、何事もなかったように試合に出させるセコイチーム、そのチームと対等以上に戦っているのがセリーグの各チームである。

 新井氏が現役を引退してから4年。監督復帰はやや早すぎるような気がしないわけではない。コーチで修行してからの方が、より良い監督になれるようにも思う。新井氏の人柄の良さも逆に気になる。

 
指導者には合理的でシビアな姿勢が求められる良い面で割り切りがなければならない。感情に流されることなく適材適所に徹する非情さが求められる。あと一人で勝ち投手の権利が得られる状況でも、ボールに力がなくなればスパッと交代させられるかが問われる。

 
勝てば選手の手柄、負ければ監督の責任になる。カープには何万人もの自称監督がいる。居酒屋、温泉に行けば監督の多さに驚かされる。「ワシが監督なら代打を送る」「ピッチャー交代が遅い」など100%正しいことを言う。なぜなら結果論で語っているから…。新井新監督にはこういう人たちも、黙らざるを得ない采配を期待している。

 また、
日本のスポーツ新聞は、変に感情論で選手起用を評価する傾向がある。力が衰えたり、良いプレーができなければ試合に使わないのが常識である。それはメジャーリーグでは常識である。日本のスポーツ新聞もレベルアップが求められる。

 
新井氏が監督として成功するには、どれだけ彼の経験不足を補えるコーチ、スタッフを揃えるかにかかっていると思う。今年のカープは若手の伸びが著しかった。栗林につなぐリリーフに1,2名出てくるとAクラス入りは十分期待できる。

 
カープが勝って楽しい日々が送れるよう、新井監督よろしくお願いします。