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 実力がなければ六校はムリ!!      バックナンバー

 公立高校の入試制度が大きく変わる。何度もこのコラムで書いてきたが、これは単に高校入試だけでなく中学入試にも大きな影響を及ぼすことになるだろう。

 つまり、新しく中3になる生徒以下の人たちにとっては、知っておかなければ後に悔いを残すことになる。これは単に高校入試ばかりでなく、中高一貫の中学入試を考えている人にとっても大きな影響を及ぼすと思われる。

 ところで、
高校入試の合否は本来的には誰が決定すべきであろうか?「バカな質問をするな」と思われる方も多いだろう。しかし、現実はその合否の約50%は中学校が決定しているのである。

 どういうことか?この3月までの
広島県の公立入試は内申点約50%、入学試験約50%の合計点で合否の決定がされているからである。つまり中学校が50%の合否の決定権を有していることになる。

 
2023年3月の入試からは内申点20%、面接20%、入学試験60%の合計点で合否が決定されることになった。このことは中学校の高校入試の決定権が20%にダウンしたことを意味している。

 当社の広告でも書いているように、
成績表がすべて5でも20点で、平均3でも12点で差はたったの8点である。平均1でもすべて5の生徒との差は16点に過ぎない。ただ、成績表がすべて1では、内申点云々ではなく生活態度の評価で合格はおぼつかないであろうが…。

 
受験される高校の立場で見れば違った景色が見える。その高校が求める生徒を合格させたいのである。工業高校の建築科で言えば、建築関係に強い興味を持っていて、将来建築関係の仕事に携わりたい生徒が欲しいはずである。

 普通科では、自分の目指す仕事に就くためにはより深い知識が必要なので、それを可能にする大学への進学を希望する生徒に入学して欲しいだろう。

 
来年度から導入される面接では、受験する高校の位置づけを質問されることになるだろう。従来のような単なる形式的な動機の質問ではない。そのことは面接の前に作文を提出させる仕組みからも明確に示されている。

 
本来内申点は、普段頑張っていたのに受験当日に力が発揮できなかった受験生を救済されるためのシステムだった。ところが、それを逆手にとって、学校の定期テストに出た問題ばかりをやらせる塾も現われた。毎回の定期テスト作成をサボり、同じ問題を出す怠惰な教師もいる。そういう教師がずる賢い塾のターゲットだった。

 それだけでない。
生徒を黙らせるために、内申点をちらつかせる学校の教師もいる。人間としてだけでなく、指導の面でも成長して生徒に尊敬される人間になるべく努力するのを怠って、内申点で生徒を抑えようとする教師の存在である。

 前述のような
ずる賢い塾は実力重視の方法に変えるか、淘汰されるかの選択になるだろう。また、内申点をちらつかせて生徒を押さえていた教師は、日常的に生徒に反発される厳しい状況に追い込まれるだろう。

 多くの生徒・保護者が希望している広島市内の普通科、
いわゆる六校は現在より実力がある生徒が集まることになる。中高一貫の有名私立はその影響をモロに受けるだろう。数年先には、六校と有名私立との差がさらに縮むことになる。

 
今回の改革は、高校側だけでなく中学校教育に携わる教師、さらに塾業界にとっても、広島教育委員会の大ヒットだと感じている

2022年02月