
「国会議員秘書パワハラ事件」 バックナンバー
最近、国会議員、地方議員など選挙で選ばれた人たちのスキャンダルがマスコミを賑わしている。不倫問題から政務活動費の問題など、次から次に出てくる。しかし、こういう表現をすると不謹慎だが、あの豊田真由子議員の怒鳴り声は圧巻であった。
どの事件よりもはるかにインパクトがあった。
「この、ハゲーーーーーっ!」
「ちーがーうーだろ!」
「生きてる価値ないだろ」などと、ヒステリックな彼女の怒鳴り声は耳に強く残る。これと同じ強烈なインパクトは過去にもたった1度だけあった。
おそらく多くの人が覚えているだろう、兵庫県議のあの野々村議員の号泣である。まさにそれに勝るとも劣らない衝撃であった。彼女の言動は国会議員というより人間としてどうなのかさえ疑わざるを得ない。
あのときは政務活動費の使い方の問題であったが、それだけに留まらず、今回のそれは暴力も伴っているようで、殴る蹴るハンガーで叩くといった暴行は断続的に行われ、男性には『顔面打撲傷」『左上腕挫傷』等の診断書が出されている。刑事事件を構成する条件が揃っているのではないか。場合によっては検察の取り調べが待っているかもしれない。
マスコミで報道されている華麗なる彼女の経歴-東大卒でハーバード大学留学、キャリア官僚-からイメージする有能な女性とは、はかりしれないギャップがある。彼女はこれまでの人生で、大切な何かを学ぶことを忘れて来たのではないだろうか?
しかし、これらの罵声は感情が高ぶった特殊な状況ではないかと、彼女に同情的な気持ちも皆無ではない。ところが、彼女の別の発言を知ると、それを否定せざるをえない。
「♪そんなつもりはなかったんです~」
「♪お前の娘を轢き殺されても、そんなつもりじゃなかったんです~といわれているのとおなじぃ~」
「あるんでちゅか あるならどうして 」
「♪そんなことに…なるのかなぁ…」
「♪そんなことに…なるのかなぁ…」
「事実を言っているだけ 死ねば?
生きている価値などないだろ お前とか」
「豊田真由子様に向かって、お前のやってることは違うと、言うわけ?あたしに?」などの発言は、明らかに冷静な時の発言で、感情が高ぶって思わず口にした言葉ではない。これらは、秘書を小ばかにしているだけでなく、明らかにパワハラである。
なぜ、人を人と思わぬような行動が生じるのだろうか、不思議でならない。月刊文藝春秋を通して、秘書には「お詫び」をしているが、その口の端から元秘書に対する悪口雑言を繰り返しているようだ。曰く「わざとではないかと思うほど失敗を繰り返した」「移動の道と終了時間を間違えて、ようやく到達したら集会が終わっていた…」など…。
また、マスコミで報道されているような100人も秘書は辞めていないとも語っている。私設、公設合わせて15名程度だと…。短期間で約15名退職するとは!今回の秘書だけでなく、彼女の秘書への普段の接し方が容易に想像できる。
今回の文藝春秋へのインタビューに応えたのは、これを足掛かりに再出発を目指したのかもしれないが、国民はどう反応するであろうか?
2017年09月