ここから若ものたちの苦しい時期が始まったのじゃ。古手の部長たちは、自分たちの春が再びやってきたかのように振舞った。それに対して、若者たちのグループは、その多くの者たちが去って行った。しかし、A,B、Cの三人の団結は強かったのじゃ。周りから後ろ指を指されても、彼らは決してひるむことはなかった。むしろ、団結を誇り捲土重来を期したのじゃ。彼らの心の奥底には錦の御旗-つまり社長が付いているという安心感があったのじゃ。それが見抜けぬ古手の部長たちの方が、ワシなどから見ると、むしろ大ばか者に写ったのじゃがのう…。しっかし、表面上は苦節の時期であったことは間違いのない事実じゃきに…。
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