砂上の楼閣はない!
子どもたちの学力が保護者の想像以上に落ちている。国際的な学力テストの比較があるが、現場にいる私の実感とはほど遠い。ゆとり教育以降確実に学力は落ちている。保護者は現在のわが子とその同学年の比較で学力を捉えるので、その実感は薄いかもしれないが、長いスパンで捉えると恐るべき学力の低下は否定できない事実である。
現在のいわゆる「テストで良い点を取る子」でも、問題が平易なために高得点が出やすくなっているように思われてならない。学ぶ単元が減っただけでなくその内容が実に平易になっている。
例えば、小5算数では
旧指導要領内容の問題 現在の指導要領の問題
316×0.83 26×3.2
5.24÷1.48 39.1÷1.7