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 アレルギーの人に吉報     バックナンバー

 実は中学・高校時代に悩まされたことがある。女性には理解して貰い難いことだが、学生服の首につけるカラーである。なぜ、ポリエチレン製の白いカラーを付けさせるのか、理解に苦しむけれども、当時は「規則」で厳しく縛られていた。

 
アレルギーではないが、極端に肌が弱いのだ。それを首周りに取り付けると、肌が痒くて仕方なかった。しかし、当時はまるで軍隊のように、完全な一律の服装を求められていた。今でも思い出すだけで嫌な気持ちになる。

 肌が弱いという身体的な理由がなくても、気持ち悪かったという記憶の方も多いだろう。
いま、肌の弱い生徒に強要すれば、間違いなく社会問題になるだろう。しかし、学校が圧倒的に強かった時代である。生徒・保護者は意義を唱えられるような雰囲気ではなかった。

 今でも肌の弱さは変わっていない。
下着の縫い目とウールには悩まされている。前にもコラムで書いたように、縫い目を表にして下着を付けている。簡単に言えば裏返しに着ているのだ。また、ウール製品は身に着けない。上着でもウールの場合は下着を突き抜けて肌を刺してチクチクする。 肌に優しい綿製品でも縫い目には閉口する。かなり太い縫い目が肌に当たって、常に刺されている感じがしてならないのだ。良い物だと縫い目が多少薄いが、安物だと盛り上がっていて最悪である。  

 裏返しに着ていて困るのは温泉に行ったときである。「あのオヤジは裏表を間違えている。イッている」と思われはしないか恥ずかしいときがある。赤ちゃんは裏がえしに着ると、病院の看護士さんに最近になって初めて聞いた。赤ちゃんなら恥ずかしいことはないが…。

 つい最近、肌に優しい下着があることを知った。
「肌の弱い人」にお勧めの下着である。下着で有名な「グンゼ」もそれを作っている。ただ、縫い目は多少盛り上がっている。それを裏返しに着るようになっていて、裏が表であることを示すように、背中に文字がプリントされている。これで堂々と逆に着れるのだ。

 
それよりもっと「アレルギーの人」にお勧めの下着もある。「株式会社 ウイックス」の「smile cotton」という商品である。普通の下着に比べると価格は4,5倍はするけれども、生産量を考慮すると受容せざるを得ないだろう。ただ、デザイン・色など選択の余地が少ない。

 私と同じような悩みを持っている人も、決して少なくないと思われる。この私がそういう下着に触れたのは前述のように、最近も最近、今年の夏である。もっと早く知っていればすぐに購入していただろう。

 
同じような悩みを抱えている人のためにも、TVコマーシャルなどで広く告知して欲しいものだ。ほんの小数派と思われがちであるが、大気汚染・食物汚染によって、決して少なくないと思われる。逆に大きな市場が横たわっているように思われてならない。

 
どの分野の業種においてもターゲットを絞る時代である。マジョリティだけを追っていたのでは、行き着くところ価格の勝負になる。企業も利益が上がり、肌の弱い私たちも助かる-そういう市場にも目をつけて頂きたいと切に願っている。

 *肌に弱い方は洗剤にも注意をされた方がいいですよ。私は風呂で使うのは「シャボン玉石鹸」で、洗濯には「シャボン玉の洗濯石鹸」を使っている。顔じゅうにアトピーが出ていた生徒に勧めてそれが良くなった例もあります。

2011年10月