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 年の差婚はますます増える?     バックナンバー

 年の差婚が盛んにマスコミを賑わせている。かなり昔の話になるが、ハリウッドでも指折りの女優が、突然一般の若い男性と結婚してマスコミの話題をさらったことがある。また、日本でも著名な映画俳優が年の差婚でマスコミを賑わせた。

 残念ながら、日本の年の差婚も結末は悲しいものだった。「老臭がする」という、別れのときの記者会見の言葉が、今も鮮明に私の記憶に残っている。何とも悲しくホロ苦い。

 ところが、
新たな年の差婚のラッシュが芸能界で起きている。その走りは?山本文郎氏の30歳差ではないかと思う。「老後の面倒は私が見る」と、女性の方からプロポーズしたらしい。

 三田村邦彦氏26歳差にも驚かされた。それ以外にも列挙すると、いるわ、いるわ、石田純一氏21歳差、松本人志氏19歳差、堺正章氏22歳差、加藤茶氏に至っては45歳差でチャンピオンクラスである。この差になると義理の父親が年下になる。何とも言いようがない。さらには
男女の逆バージョンもある。大地真央氏12歳下の男性と…。

 
彼らに共通に言えることは、実年齢以上に若々しいことである。おそらく同窓会では浮いてしまうだろうと感じさせるほど若い。加えて人間的にも魅力があり、経済的にも安定している。同世代の異性にはない魅力を、彼らは備えているのだ。  

 これは私の勝手な想像だが、本人たちは世間が思うほど、年齢差を感じていないのではないか。
「好きになった人が、たまたま年が離れていた」程度の感覚ではないだろうか?

 10歳も違えば「犯罪だ!」と半ば羨ましげに言う人もいるだろう。しかし、一般の人でも意外に多いと思う。実は私の知人にも20歳以上離れた夫婦がいる。こういう
年齢差の結婚は今後ますます増えることが予想できる。

 その
理由の一つは、従来の家族観・結婚観の崩壊である。「結婚し子どもを作って育てることが幸せ」という古い結婚観はすでに崩壊している。結婚しない、あるいは結婚しても子どもを作りたくない夫婦も増えつつある

 その社会的な背景には、
結婚したくても安定した収入がないために、できない人の増加がある。また、結婚しても、子育てをする経済的な余裕がない、その子の将来に責任が持てない、と考える人たちも少なからずいるようだ。

 第二に
草食系と称される若者の増加がある。生の女性に興味が薄かったり、苦手な若者の増加である。動物は本来、己の子孫を残すためにオスはメス獲得のために必死になるものだ。しかし、その本能までも希薄になっているのであろうか?    

 専門家ではないので、その原因は分からない。しかし、塾で現場に立っている者の感覚からすれば理解できるような気がする。
同じ年の男の子と女の子では、圧倒的に女の子の方がしっかりしているのだ。もちろん、例外もあるし、女の子の方が早熟の傾向もあり、それだけで結論を導けるものではないが…。

 だが、
母親が男の子を甘やかせる傾向がある。少子化のせいでもあるのだろうが、それはまるで恋人のようだったり、自分の分身のようであったりする。三つ子の魂百まで、という言葉があるように、社会人になって甘えの体質は急に直るものではない

 その結果、
頼れる男性を結婚相手に選ぼうとすれば、いきおい年の差婚となる。恋人のように大切に育てられた男の子は、いずれその逆バージョンに向かうことにならないであろうか?いずれにしても、年の差婚は今後も増えることはあても、減ることはないであろう。

2011年09月